●温罨法とは

温罨法は、温熱刺激を体の一部に与えて血管、筋、神経系に作用させ、血液やリンパ液の循環を促進したり、老廃物の排出を促したり、筋肉の緊張や疼痛を緩和するなどの目的で行います。
 
温熱刺激が血管・循環器系、筋肉・神経系に作用して、局所や身体を加温・保温し、血管拡張や血流増加、代謝亢進などを促します。そのため、単に身体を温めるだけではなく、疼痛緩和、入眠の促進など、さまざまな効果をもたらします。
 
血管が拡張されるため血液やリンパ液の循環がよくなり、細胞の新陳代謝も期待できます。そのため、痛みを和らげたり、腸の蠕動運動が改善されて排便を促したりします。便秘や鼓腸(こちょう)がある場合には、腹部あるいは腰背部に温罨法を施すと、自然な排便や排ガスを得やすくなります。腰背部への温罨法は排尿を促す効果もあります。
 
入眠促進、リラクセーションのほか、体温が下がっている場合には保温の効果も期待できます。また、温罨法を行っても動脈を温めるといったことをしなければ、体温が大きく上昇してしまうことはありません。
●新陳代謝促進効果
 
循環血液量の増加(血行促進)、うっ滞の除去、痛み・浮腫・冷え・凝り・痺れ等の緩和
 
●腸蠕動促進効果
 
排便促進、排尿促進、消化器官機能向上
 
●精神的リラックス効果
 
入眠促進、精神的興奮の安静・安楽
 
●身体的リラックス効果
 
筋の緊張・拘縮の緩和疼痛緩和(筋肉痛・肩こり・関節痛・がん性疼痛などの慢性疼痛)、機能訓練実施前の処置

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